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『前出師の表』(諸葛孔明)

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諸葛孔明の『(前)出師の表』を朗讀してゐます。 “出師表とは軍を出すに方(あた)りての上奏文也。前後二表あり。故に前字を附す。諸葛武候、姓は諸葛、名は亮、字(あざな)は孔明。瑯琊陽郡の人也。嘗(かつ)て南陽に耕して、聞達を諸候に求めず、宛として臥龍の如し。後ち蜀の劉備が三顧の恩に感じて其(その)佐となり、天下三分の計を立つ。劉備、蜀漢の帝位に卽きて昭烈皇帝と稱するに及び、丞相となり、武鄕候に封ぜらる。昭烈崩ずるに臨みて曰く、我が子輔くべくば之を輔けよ。然らざれば卿自ら取れと。孔明精忠を勵(はげ)みて後主を輔く。建興五年師を出して、北の方漢中に入らんとす。發するに臨みて此表を上る。”(『譯註文章軌範』山田鶴川 編) 下記のリンクより原本(底本)を無料でダウンロードできますので、對照しつゝ聽いてみてください。 ー國立國會圖書館デジタルコレクションー 『國譯漢文大成 第三卷(「文選」中卷)』(保護期閒滿了本) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1912796 『出師の表』は「表」(コマ番号335/771ページ)に載つてをります。

『前出師の表』(諸葛孔明)
蒼井悠人
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諸葛孔明の『(前)出師の表』を朗讀してゐます。 “出師表とは軍を出すに方(あた)りての上奏文也。前後二表あり。故に前字を附す。諸葛武候、姓は諸葛、名は亮、字(あざな)は孔明。瑯琊陽郡の人也。嘗(かつ)て南陽に耕して、聞達を諸候に求めず、宛として臥龍の如し。後ち蜀の劉備が三顧の恩に感じて其(その)佐となり、天下三分の計を立つ。劉備、蜀漢の帝位に卽きて昭烈皇帝と稱するに及び、丞相となり、武鄕候に封ぜらる。昭烈崩ずるに臨みて曰く、我が子輔くべくば之を輔けよ。然らざれば卿自ら取れと。孔明精忠を勵(はげ)みて後主を輔く。建興五年師を出して、北の方漢中に入らんとす。發するに臨みて此表を上る。”(『譯註文章軌範』山田鶴川 編) 下記のリンクより原本(底本)を無料でダウンロードできますので、對照しつゝ聽いてみてください。 ー國立國會圖書館デジタルコレクションー 『國譯漢文大成 第三卷(「文選」中卷)』(保護期閒滿了本) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1912796 『出師の表』は「表」(コマ番号335/771ページ)に載つてをります。